一般社団法人こうけん舎について
【理 念:いつも脇役こうけん舎】
滋賀県の南東部にある日野町の近江鉄道「日野駅」は、1900年(明治33年)の開業以来、「まち」の「社会的結節点」のひとつとして、多くの人や物の往来にくわえて流行や文化の伝播など、その果たしてきた社会的機能には、長年にわたり大きなものがありました。
しかしながら、時代の変化やモータリゼーションの進展などでその機能は薄れ、高齢化や人口減少社会のスピードにあわせて、「駅」や「駅前通り」や「まち」はさびれた状態になってしまいました。
2017年(平成29年)10月に、建築以来100年の歴史をもつ「日野駅」が、昭和の雰囲気を残しつつ「改築再生」されることになり、設けられるコミュニティスペースの有効な活用が課題となりました。
私たちはここを、人と人をつなぐ場としてまた、人と地域をつなぐ空間としての「駅舎再生」事業に共鳴しました。この蘇った駅舎に、人と人がより深く憩える場所として駅舎スペースがオープンします。
そして経済的な理由や仕事などとの兼ね合いで今は無理でも、将来的に個人で起業を考えている人や、ネットワークを拡げたい方や、自分の自己表現の場を持ちたいと考えている人らのための場として、この空間を開放・維持・発展させてゆこうと決めました。
社会との接点であるこの空間を利用する人は、それぞれが、それぞれのレベルで経営的に自主自立した形で運営してもらい、その空間をさまざまな人々が利用し、活用し、また踏み台とすることで、ここに集う方々がそれぞれの夢や自己実現に進んで下されればと思っています。
そう遠くない時期、いろいろな性別や世代の人々が、たがいに微笑みあい生き生きとした生活が送れる日野町であることを理想とします。
「こうけん舎」とは、人が夢の実現や自己表現の場としてこのカフェや空間を使っていただく【橋渡し役】として誕生した一般社団法人です。
一般社団法人こうけん舎
代表理事 西塚和彦
滋賀県蒲生郡日野町内池894番地
電話番号 0748-52-0340